新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、ディズニーランド休園、プロ野球開幕延期などエンタメ界では自粛ムードが広まっていますよね。
そんな中、宝塚歌劇団は休止していた公演を3月9日に再開したのです。
もちろんただ再開したわけではありません。
十分な対策を講じて、公演再開に踏み切りました。
宝塚歌劇団のスゴイ対策を紹介したいと思います。
37.5度以上は入場不可
劇場に入場する入り口で、赤外線サーモグラフィーにて入場者全員の体温をチェックします。
その際に37.5度以上あった場合は、入場をお断りするようです。
この措置を取るために、通常の会場時間を30分繰り上げて、さらに劇場スタッフも増員して徹底管理しているようです。
公演中止から公演再開まで約1週間で、赤外線サーモグラフィーを設置する機動力がすごいですよね!
ただの風邪であっても37.5度以上熱のある方は入場できませんので、家を出る段階で熱がある方は劇場に向かうのをやめておきましょう。
3月9日(月)〜3月26日(木)の宝塚大劇場及び東京宝塚劇場の公演や宝塚友の会イベントについては、体調不良や感染予防のために観劇を取りやめる場合についてはチケット料金を払い戻しされるようです。詳しくは宝塚歌劇公式ホームページをご覧ください(https://kageki.hankyu.co.jp)

当日券販売中止
宝塚歌劇団の公演は、座席の一番後ろの席と立ち見席を当日に発売します。
その当日券を求めて、朝早くから劇場の前には長蛇の列ができます。
ですが、当面の間は立ち見席を発売中止、座席の一番後ろの席は予め前売り券と一緒に売り出すとことになりました。
まだ肌寒いですし、長蛇の列を作ってしまっては感染拡大に繋がってしまうかもしれませんよね。
さらに、出演者の楽屋待ち、出待ちについても控えるように呼びかけているようです。
宝塚を当日券で観に行こうと思っている方は、販売していませんので注意してください。
劇場内の軽食類の提供を取りやめ
宝塚歌劇団では、コーヒーなどのドリンクや、公演ごとのオリジナルのデザートなどを劇場内のラウンジで発売します。
それを当面の間、取りやめするとのこと。
劇場内の自動販売機は稼働していますが、混み合うことを想定し、予め飲み物を持参した方がいいでしょう。
ブランケットの貸出中止
劇場内は冷え込むことがあるので、通常ブランケット貸出サービスを行っているのですが当面の間は貸出を中止。
寒さに弱い方は、ストールなどを持参した方がいいでしょう。
客席を使った演出中止
宝塚歌劇団では、演者が客席に降りて歌ったり踊ったりする演出があります(通称:客席降り)
その際に、運が良ければタカラジェンヌとハイタッチすることができるんです。
ですが、当面の間は客席を使った演出は中止になります。
タカラジェンヌに感染してしまっては、公演自体できなくなってしまいますからね。

まとめ
宝塚歌劇団のコロナ対策、いかがだったでしょうか。
自粛ムードの中、公演再開に踏み切った宝塚歌劇団の心意気を感じましたね。
戦争中も公演を続けたという経験のある宝塚歌劇団。だからこそ迅速に対策を講じ、有事の自体にもエンターテイメントをお届けすることができるのだと思います。
ただ、劇場での感染が確認されてしまってはまた公演中止になりかねないので、手洗いうがいを徹底し、マスクを着用するなど自己管理をしっかりした上で観劇しましょう。
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